昨日、スリングとカラビナを新調した。仕事で使っているものだ。ロープを使った窓拭き仕事をするとき、その吊り元にカラビナとスリングを使うのがスタンダードになりつつある。
今使っているスリングやカラビナ、古くはないですか?
ロープのセットをしていると、同僚に言われた。「スリングとカラビナ、そろそろ交換したほうが良くないですか?」
別の日、もう1人の同僚にまた言われた。「交換したほうがいいぞ。死ぬときはすぐ死ぬよ」
たしかに、改めて見てみると。スリングかたいな。そしてカラビナのゲートの動作箇所がスムーズでなくなっている。
毎日使うものだと、その古さや劣化に気がつきにくいものである
窓拭きの仕事をやっているなかで、毎日のようにスリングやカラビナを使う人も少なくないだろう。で、毎日使っているからこそ自分の道具の劣化に、人は気づきにくいものだ、なぜなら、道具は急に劣化するものではなくて、ゆっくりと徐々にその機能を失っていくから。
ゆっくりとした変化に人は鈍感である。
人が緩慢な変化に鈍感であることを意識しよう
たとえばボロボロの服を着ている人がいる。古い靴を履いている人がいる。本人はなんてことない、いつも着ている服や、いつも履いている靴だと思ってる。しかし側からみたら、だいぶ年季の入ったものを身につけているなぁと、思える。
この感覚の差は、その人がその「モノ」の変化の近くにいたかどうか?で生まれるのだろう。変化の近くにいると、その変化に鈍感になる。緩慢な変化であればなおのこと、そのことに気がつかない。
スリングとカラビナを新調した
僕の年収からみれば安い買い物ではない。これだけで1万円ちょっと。スリングもダイニーマ素材の軽量なものを試しに選んだのと、カラビナもトリプルロックのものを選んだ。
安くないとは言っても仕事で使う道具だし、この仕事は「一生もん」かもしれない。色々な道具を試して、その性能や機能に敏感に反応する身体が大事なのだと考えているので、そういう意味では必須コストだろう。
スリングは定期的に購入することにした
気づきにくいのなら、気づかないものだと割りきってしまう。気づかない、考えない。定期的に交換する。スリングに関しては、2年経ったら交換するように決めた。
カラビナに関しては、注油してもスムーズでなかったり、ゲートが自動でロックしなくなったら交換することにした。おしまい。
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